弘前市は弘前大学をはじめ、多くの大学・短期大学・専修学校を有し、1万人以上の学生たちが暮らす学園都市として発展してきた町。作家や詩人、画家や作曲家など、文化人たちを数多く輩出し、かつては作家「太宰治」や劇作家「寺山修司」が暮らし、現代美術家「奈良美智」が生まれ育った町でもあります。 城下町弘前にはレトロモダンな洋館が多く、風情ある町並みが魅力。弘前大学をはじめ、多くの大学が市内中心部にあるため学生の姿が多く、中心街の土手町や大学近くの商店街には学祭やサークルのポスターなどが所狭しと貼られ、学生たちの活力にあふれています。歴史・文化のまち、そして学生のまち、弘前はそんな魅力ある町です。
JR弘前駅前のショッピングモール。3階には弘前市の公共施設が集まる。
明治40年に名工・堀江佐吉らによって建築されたルネッサンス様式の旧陸軍将校倶楽部。
「土手町通りの時計店。風見鶴のあるとんがり屋根の時計台はシンボル的存在。
大正10年に建てられたイギリス国協会の伝統を引き継ぐプロテスタント系協会。
元々は銀行の建物。休憩・喫茶コーナーがあり、市内最古の洋風建築物とされている。
フランスゴシック調の双塔や、尖塔アーチの窓が美しい教会堂。
大円寺が津軽藩の支援を受け、津軽が統一される過程で戦死した兵等を供養するため建立した塔。
明治37年に建てられた青森県初の銀行・旧第五十九銀行の本店。ルネッサンス様式。
津軽地方の数少ない商家の遺構。大規模な梁や指物の使用など、豪壮な構えが特徴。
約400年前に建てられた弘前城を中心とする公園。弘前市の象徴であり市民の憩いの場。
明治39年に建てられた八角形の双塔を持つルネッサンス様式の建物
明治34年に堀江佐吉が建築。東奥義塾に招かれた外人教師のために建てられた。
大正6年に旧第八師団長官舎として建設された国の有形文化財。今はスターバックスが入っている
日本商工会議所会頭を務めた実業家・藤田謙一が造らせた別邸。
33の曹洞宗の寺院が並木道に沿って達ち、林のように見えることから禅林街と呼ばれる。
約400年前に建てられた曹洞宗の寺院。重要文化財や県重宝が数多くある。
弘前公園は言わずと知れた桜の名所。2,600本、52種の桜が咲く様は圧巻のひと言です。さらに100歳以上の古木は300本、一番長生きの桜は130歳で、「日本最古のソメイヨシノ」として知られています。公園内には弘前城天守閣や植物園の他、壕(掘)ではボートに乗ることもでき、そこから眺める景色は格別。秋はもみじが真っ赤に色づき、春とは違った顔を見せてくれます。 冬は「弘前城雪灯籠まつり」。夕暮れ時にミニかまくらからふわりと灯るろうそくの光と真っ白な雪のコントラストが絶妙で、とてもロマンチックです。
駅前から大町・上土手町をつなぐ遊歩道「えきどてプロムナード」。ショップやオフィスが立ち並ぶエリアにあるこの通りはオブジェや休憩スペースもあり、イベントも多数開催。 プロムナードを過ぎて中土手町に入ったら、雑貨店やファッションショップを散策。下土手町では家庭的な雰囲気の洋食店で舌鼓を打ち、カフェや喫茶店でコーヒー片手にほっと一息。青森銀行記念館や旧東奥義塾外人教師館などの古い洋館を眺めながらもう少し歩くと、弘前市民の憩いの場、日本一の桜としても有名な弘前公園に到着。ここから眺めるのは津軽地方のシンボル、岩木山。通称「津軽富士」とも呼ばれ、津軽地方の人々にとっては信仰の対象にもなっています。駅から弘前公園まではゆっくり歩いても30分ほどで、散歩コースにもぴったり。レトロモダンな城下町・弘前の魅力が堪能できます。
弘前で今話題の飲食店洋館を思わせる吹き抜けのお店に入ると、そこはオムライスの聖地。店自慢のボリュームたっぷり、ふわふわオムライスは絶品。定番のハンバーグやピザ、スパゲッティも人気メニューです。
弘前初出店の「スターバックス」は、国指定登録有形文化財「旧第八師団長官舎」のレトロな洋館。弘前公園の外堀に面した絶好のロケーションの元、シアトル発のコーヒーが楽しめます。
素敵な一軒家レストラン「シェ・タテヤマ」に併設するスイーツショップ。津軽のりんご「ふじ」にこだわったアップルパイです。フレッシュバターでソテーしたりんごを、パイ生地で包んで焼き上げたサクサクのパイは、いくつでも食べられそう。レストランでいただけますが、ショップで購入することもできます。
1階がモダンなスイーツショップ、2階が赤と黒の内装がシックな隠れ家のようなカフェ。ここでいただけるのはスライスしたりんごをパイに乗せて焼き上げるフレンチスタイルのアップルパイ。シナモンを使わずパイ生地の底をキャラメリーゼした香ばしいさくさく&カリカリが楽しめます。ふじと紅玉をメインに生りんごにこだわっているので、収穫されるりんごの品種で味わいが変わるのも魅力。スイーツプレートやパフェなど、他にもいろいろなデザートがあります。少し背伸びして大人の空間を楽しんで!
弘前公園近くの藤田記念庭園内の洋館にある喫茶店。レトロ感たっぷりのテラス席で美しい庭園を眺めながら優雅なティータイムが過ごせます。おすすめはアップルパイ。いろんなお店のアップルパイが揃っていて、その日の気分で様々な味を楽しむことができます。アップルパイの甘さを引き立てる紅茶も美味。 ところでこの大正浪漫喫茶、どこかで見覚えがありませんか。そうです。アニメ化もされた漫画「ふらいんぐうぃっち」に出てくる幽霊のウエートレスさんがいる喫茶店のモデルになったのがこの建物です。そういえばアニメの中でも主人公たちがアップルパイを食べていましたね。
昭和34年オープンのクラシック音楽が聴ける喫茶店。絵画やアンティークが飾られた昭和の雰囲気がただよう店内で、クラシックの名曲を聴きながら、コーヒーや名物のミートパイ、手作りスイーツがいただけます。
土手町を行き交う人々を眺めながら、店自慢のコーヒーとワッフルが楽しめる店。落ち着いた感じの店内で、外はカリカリ、中はもちもちの焼きたてのワッフルと、挽き立てコーヒーで、ゆっくりした時間を過ごしてみるものいいかも。
ラーメンは500円から楽しめる。ボリュームがあり満足できるお店。一番人気は担々麺で定食も充実。ライス少なめ50円引き、大盛り130円増しの配慮が嬉しい。
人情味溢れる店主夫婦による創作ラーメンが人気。味噌・塩・醤油をベースに、ひと味違う美味しいラーメンが食べられる。小ライスか味玉のサービスも嬉しい。
ひよこさん焼印がかわいい大判焼き店。これまで、チョコ・にくマヨ・カレー番長など、40種類以上の大判焼きが登場。今後も新メニューが続々登場する予定です。
「HACHI」や「花よりだんご」はリーズナブルでボリューム満点。しかも、ソフトドリンクやスイーツの種類が豊富な店。「HACHI」は100席、「花よりだんご」は230席あるので、サークルやゼミの交流会などでの利用もOK。どちらも学生限定のお得なコースメニューがあって満足できます。アットホームなスタッフに囲まれ、楽しい時間が過ごせます。
ボリューム満点の揚げ物やピザなど、オリジナルメニューが豊富。ご飯ものやパスタなど学生に嬉しい炭水化物系も充実。学生限定のコースもあります。
学生が思いっきり騒ぎながら食べられるお店としてオープン。学生プランやオーナーおすすめの季節の料理や創作料理など200品以上。自慢の料理は毎月変わります。
雪や雨、夏の日差しを気にせずにショッピングが楽しめる、今でいうアーケード。藩政時代からの姿がまとまった形で残っているのは全国的にも珍しく、「日本の道百選」にも選ばれています。「こみせ」には国の重要文化財「高橋家住宅」や造り酒屋、蔵などが軒を連ね、まるでタイムスリップしたかのようです。
田舎館村の広大な田んぼに何色もの稲を植え、稲が育つ頃には素晴らしいアートが完成するという一大イベントで、平成5年からスタートしました。今では国内外から観光客が訪れるほどの人気スポット。7月中旬頃から見頃を迎えますが、稲が成長し刻々と変化する過程は、城を模した役場の4階展望デッキから眺めることができます。
津軽一円から信仰を集める北門鎮護の名社であり開運の福の神、約1,200年前に社殿を岩木山頂に創建したのが始まりです。重要文化財の本殿・奥門・瑞垣・拝殿・中門・楼門と見どころは尽きず、岩木山の山頂に奥宮があります。旧暦8月1日に五穀豊穣・家内安全を祈願するお山参詣は津軽の秋の風物詩。
ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」のお屋敷のモデルともいわれる盛美館が佇む、国指定名勝・大石武学流の美しい庭園です。2階が尖塔を備えたルネッサンス調という和洋折衷様式。映画公開後はファンが訪れる観光スポットとなっています。
弘前は、大規模なものから小規模のものまで、ライブハウスが多い町。カフェやギャラリーでライブが行われることも少なくありません。オーナーやスタッフは、学生時代から音楽をこよなく愛する生粋の音楽人間ばかり。こうした先輩たちが相談に乗ったり技術的なアドバイスをしたり、学生たちの音楽活動を影ながらサポートしてくれています。それぞれのライブハウスではアマチュアライブも定期的に開催してくれています。 弘前大学にほど近い「Orange County」は約40席のライブハウス。地下に練習スタジオを備え、音楽活動に熱心な学生たちに交流の場を提供。若いアマチュアミュージシャンたちにとって原点のような場所になっています。
JR東日本のCMでも流れた「かくみ小路」は、土手町と鍛冶町を結ぶ100mほどの短く細い通りで、喫茶店・洋食屋・寿司屋・レストランなどが立ち並ぶところです。小路に入ると、昭和の雰囲気が漂い、一瞬タイムスリップしたかのような錯覚を起こすほど。初めて行くにはちょっと勇気がいるかもしれませんが、探検気分で散策してみるのがおすすめです。
飲食店が上へ下へ奥へ横へと連なり、タイムスリップしたかのような独特な雰囲気が漂う飲食店街。通り抜けできますが迷子にならないように気をつけて。
情報は「青い森学生LIFE Vol.4」より抜粋して掲載しております